2022年の北京冬季オリンピックはどうなるのか|新型コロナウイルスの影響は?
北京冬季オリンピックは中国で初めて開かれる冬のオリンピックです。
2022年の2月4日から20日の17日間が予定されており、冬季オリンピック最多となる109種目が実施されます。
しかし、新型コロナウイルスの影響で大会本番前に実際の会場を使用して行われるはずだったテスト大会が相次いで中止になるなど開催について不穏な空気が流れています。
この記事では2022年の北京冬季オリンピックがどうなるのか、新型コロナウイルスの観点から考察していきます。
北京冬季オリンピックはどうなる?
北京冬季オリンピックが開催できるのかは新規コロナウイルスの新規感染者数とワクチンの接種状況が鍵を握るのはないかと考えます。ここでは新規感染者数とワクチンの接種状況について見ていきましょう。
新規感染者数から考える
まずは北京冬季オリンピックが開催される中国の新型コロナウイルス感染状況を見ていきます。
2021年2月7日までの統計データしか確認できませんでしたが、その時点での新規感染者は7日間平均で20人程度とほとんど確認されていない状況となっています。
開催地となる中国国内の感染状況だけを見れば北京冬季オリンピックの開催に問題はなさそうだといえるでしょう。しかし、オリンピックは中国のアスリート選手だけでなく世界中のアスリートが集まる大会です。
世界の新規感染者数に目を向けてみると2021年4月24日時点で7日間平均で816,354人もの人が新型コロナウイルスに感染しており、この数値は2020年1月21日以降の統計データ上で最も高い数値となっています。
ワクチンの接種状況から考える
ここまで新型コロナウイルスの新規感染者数に注目してきましたが、ここではワクチンの接種状況を見ていきます。
Our World in Dataが2021年4月28日に行った集計によるとワクチンを少なくとも1回接種した人の割合は一番高い国イスラエルでも62.31%となり、次いでイギリスが49.85%、アメリカが42.38%です。
私たちが住む日本においてはわずか1.80%にとどまっています。これらの数値を見るだけでもワクチン接種率はまだまだ低い現状が否めません。
北京冬季オリンピックの開催はここままだと危うい
新型コロナウイルスの新規感染者数とワクチンの接種状況から北京冬季オリンピックの開催は難しいのではないかと言うのが私の結論です。しかし、北京冬季オリンピックの予定日は2022年の2月7日からとなっており、まだまだ時間があります。
開催予定日までに新規感染者数が減りワクチンの接種率の向上が見られるようであれば、開催の可能性は十分に考えられるでしょう。これからの新型コロナウイルスの動向にはより一層注目が集まりそうです。
まとめ
この記事では北京冬季オリンピックはどうなるのかというテーマで書いてきました。
オリンピックは世界中で盛り上がりを見せる大きなイベントの一つなので、私自身も開催されることを楽しみにしています。
一刻も早く新型コロナウイルスが収束して北京冬季オリンピックのような大きなイベントが開催されるようになってほしいものです。