株式会社ジェイリーパス

ライブ配信事業が熱い!?ライブ配信市場規模と需要を徹底調査!

ライブは「現場で観る」ものから、「オンラインで観る」ものに変わりつつあります。そこで、今回は、ライブ配信の市場規模と需要を数字の側面から掘り下げていきたいと思います。

ライブ配信の市場は、2020年10~12月には、同年4~6月の34倍にも拡大

ぴあ総研の発表によると、2020年内の有料型オンラインライブの市場規模は「推計448億」と発表。顕著な数字の動きで言えば、オンラインライブ市場規模は4~6月は11億円ほどだったが、10~12月は373億円と約34倍の規模になったことが分かっています。

また、ぴあ総研は「有料オンラインライブ視聴に関する実態調査」も行っており、この調査によると、有料型オンラインライブを視聴したことがあるのは全体のおよそ5人に1人にあたる18.8%であることが分かりました。

このことから、まだまだライブ配信に触れていない層が、ライブ配信を経験し、エンタメや文化として根付くことを考えれば、ライブ配信の事業はとても大きくなることが予想されています。

合同会社RopEarのプレスリリースによると、自社で提供するライブ配信事業の年間現場数が2020年は375件となり、前年比2倍以上となったと報告しています。

また、Quince Market Insightsの市場調査では、イベントストリーム処理市場は、2020年から2028に掛けて急成長すると報告しています。

あらゆる物事をライブ配信する市場へ変化する

REPORT OCAENの独自調査では、世界のオンラインゲーム市場は、2020年から2026年の予測期間中に10%の年平均成長率で成長すると報告されています。

オンラインゲーム市場規模が大きくなることにより、「ゲーム実況配信」の市場規模も同時に拡大すると言えるでしょう。

中国国家統計局のデータによると、2020年の全国のオンライン小売売上高は前年比10.9%増の11兆7600億元(約188兆円)であることが分かりました。

ライブコマースの配信数が累計2400万回を超え、オンライン教育の売上高は前年比で140%以上伸び、オンライン診療の受診者数は同73.4%増であることが分かりました。

ライブ配信と聞くと、音楽や舞台のようなショーを思い浮かべる人もいるかもしれませんが、ライブ配信の対象は、教育、医療など、大きく広がっていくでしょう。

Netflix(ネットフリックス)は、2020年通年の会員の純増数は約3700万人で記録的な多さとなったことを発表し、話題になりましたが、こうした定額動画配信プラットフォームが、ライブ配信に積極的に乗り出すと、より市場はスムーズに拡大していくと考えられます。

最後に:ライブ配信の市場は、これからもどんどん拡大していく

以上、ライブ配信の市場規模や需要にまつわる数字をご紹介してきました。ライブ配信の明るい未来と可能性を感じさせるものばかりでしたね。

自社の情報資産がライブ配信の市場の中で価値を見出すものがあれば、そこには大きな可能性があることを意味します。ぜひ、今回の記事も参考にしてみて下さい。